シワに効く注射

年齢を重ねた女性にとって大きな悩みのひとつがお肌のシワです。高価なクリームや美容液を使って見たけれど効果が実感できない方や、美容外科でのシワ治療手術には抵抗があるという方にお勧めなのが、注射による治療です。シワ治療の為の注射にはボトックス、ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタ等の種類があり、症状や適応部位により使い分けるのが効果的です。順にそれぞれの治療の利点、欠点を見ていきましょう。 最初に、ボツリヌス菌毒素から抽出した成分で作られたボトックス注射です。眉間、目尻、額のシワなど、表情筋の動きでできる「表情ジワ」にはボトックス注射が有効です。ボトックス注射は局所的に筋肉の動きを弱める働きがあるため、表情筋の動きを緩和し、シワを防ぎ、ハリのあるお肌を作り出します。ボトックス注射は即効性がありますが、表情シワのみに有効で、年に数回の治療が必要となります。ボトックスは顔の表情筋の動きを弱めるため、注入の部位によって表情が乏しくなったり、内出血、ボトックスの成分にアレルギー反応を起こしたりする場合があるため、医師との相談が必要です。

次はヒアルロン酸注射について見ていきましょう。ヒアルロン酸はもともと人の体内にある成分で、副作用が少ないといわれています。皮膚の傷やシワのくぼみの部位に注入し、表面を盛り上げ修復します。加齢によるほうれい線やたるみ、あごをシャープにしたり、鼻を高くしたりするのに有効です。 コラーゲンも体内にあり、皮膚や筋肉をつくるたんぱく質の一種です。加齢によるシワ、くぼみやたるんでいる部分に注入し、お肌を滑らかにします。 プラセンタは胎盤に含まれており、代謝を高め、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す成分が豊富です。この為、シワやニキビ跡の改善、美白効果も期待できます。ヒアルロン酸、コラーゲン、プラセンタ注射についても効果の持続期間は永久ではなく、定期的に注入する必要があります。 近年ではシワの部位により、ボトックス注射とヒアルロン酸注射を併用し効果を高めることが多くなっています。費用もクリニックにより多少の違いがあるため、カウンセリングを受け、よく検討したうえで自分にあった治療を受けて下さい。